自己投資と称して外国語を習っている人がいます。
それが本当に自己投資になるかどうかは、その外国語を習得することで「何らかのリターン」が得られるかどうかにかかっていると言えます。
リスクなくしてリターンなし・・・であり、リターンなしならリスクを背負うな・・・です。
その外国語を用いる職業に就いている人や、その国へ赴任する人などには貴重な学習機会となり、十分自己投資の範疇にあると思います。
でも、もしもそうでないとしたら・・・仕事でその外国語を使う機会もないし、その国へ行く予定もない・・・としたなら、それは「自己投資と称しているだけ」であって自己投資ではないかもしれません。
間違っても、その外国語を習うことで自分の給料が上がる/昇進する・・・なんてことはありません。
たまたま友人にその国の人がいて、その言葉を使うことでコミュニケーションが取れやすくなるということはあります。
それならまだ「小さな自己投資」と言えるかもしれませんが、まったくその外国語を使う機会がないとしたら、何の目的で習っているのかをもう一度考え直してみる必要があると思います。
この視点が抜けている人は、単に「外国語」というスキル?を身につければ何となくお金が入ってくるとカン違いしてしまいがちです。
お金・・・収入・・・に役立てるつもりで外国語を習得するのなら、そうした理論構築が成り立つ構図を描くことが必要です。
「自己投資」と自分に言い張って、半ば自分を欺くような行為を繰り返してはいけないと思います。
「投資」には必ず「リターンの期待」が必要です。
誰か・何かの役に立てることで「価値」を生み出し、それによって金銭等のリターンを得ることが予想できて初めて「投資」と言えると思います。