ひな鳥は、タマゴから孵って最初に目にした生き物を「親鳥」だと認識する、と言われます。
最初が肝心!であり、最初の出会い次第でひな鳥の人生(鳥生?)は天国にも地獄にもなり得ると思います。
・・・こうした流れはサラリーマンでも同じです。
大学を卒業して、最初に就職した会社の上司から受ける影響力はとてつもなくその後の人生に影響を及ぼします。
良くも悪くも、最初に学んだことが本人にとって「当たり前/常識」として擦り込まれ、その後はその価値観で物事を眺めるようになるからです。
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たとえば、初めて就職した会社が「単価の安い商品」を扱っている会社だった場合、自分が独立起業しても安い単価の商品を売りたがる傾向にあるそうです。
逆に、高い商品を扱っている会社だった場合は、その後も「高額商品を売ること」に躊躇、恐怖を感じなくなると言われています。
自分の中に耐性と免疫と経験値ができるからだと思います。
また、社会人になってすぐに大量の仕事をこなすクセがつくと、その後の仕事の速度もそうでない人に比べて圧倒的に早くなります。
私もそれは実感しています。
逆に最初の段階でラクをしていると、その後の仕事の速度は明らかに遅くなります。
自分が社会人になって初めての頃・・・初めてついた上司・会社から学んだこと・・・をちょっと思い出してみると良いと思います。
良くも悪くも大きな影響を受けていることに気づけると思います。
もちろん良いことだけではなくマイナスの影響も受けていると思います。
今自分が、会社組織の中でそれなりの立場にある人/管理職として部下を持つ立場にある人・・・は、上記の話の逆のパターンとして新卒や社会人経験がほとんど初めてという人を使うときに、その責任の重さ/その人の人生を左右する影響力を持っていることに留意しておく必要があると思います。