生きていくうえで「お金」は必要ですが、大別すると、そのお金はどうしても必要な「かかる」出費なのか、たまたま自分にとっては大切な出費になるので意図的に「かけている」お金なのかに分かれます。
電気・水道・ガス代等は「かかるお金」ですが、旅行や娯楽に費やすお金は「かけるお金」です。
「かかるお金」とは家計簿上削ることが難しいお金であり、「かけるお金」とは「使わなくても何とかなるけど、できることなら使いたいお金」です。
また、「かかるお金」の一つに「食費」がありますが、食費の中でもさらに「かかるお金(ある程度必要な出費で削ることが難しいお金)」と「かけるお金(通称『贅沢』と呼ばれるお金)」に分けることができます。
「かかるお金」と「かけるお金」という視点で自分の支出(家計の支出)」をチェックしてみると、意外なムダ遣いが見えてくるかもしれません。
世間にはさまざまな誘惑がはびこっていて、「お金をかけることを促すワナ」があちらこちらに仕掛けられています。
自分なりの軸をしっかり持っていないと、つい、お金を使いすぎて収入の額以上にお金を支出してしまうことになります。
また、同じように「お金が貯まる」のか「お金を貯める」のかも重要な概念の一つです。
たまたま「貯まった」のではなく、意図的に「貯めた」ほうが家計の経済情勢は明るくなります。
ちょっとした視点の違いですが、数年・・・数十年・・・と時間が経つほどに、その視点の差はどんどん広がって大きな差になっていくと思います。