日本人の多くは、お金を稼いだり増やしたりする手段を「自分が働く」か、「銀行に預金をする」か・・・くらいしか知りません。
ところが、「自分が働く」だと1日24時間で限界がありますし、「銀行預金」と言っても昨今の超低金利では利息はゼロに近いですから、結局はなかなか思うように「お金を稼ぐ+増やす」ができないでいる人が多いと思います。
しかも、これからAI化の社会になれば、知的な仕事はどんどん機械に奪われて減っていきますし、一部の仕事は若い海外からの留学生と競合すると、高齢日本人は勝てる見込みは薄いです。
サラリーマンが定年退職を迎えてリタイアするとしても、再雇用で今までよりも安い賃金で働いたり、他の会社では肉体労働的な仕事しか雇用してもらえなかったりして、退職後の暮らし方が大変になりかねません。
貯めてきたお金は、使うときはあっという間に減っていきます。
貯めるには時間がかかり、使うのは一瞬!・・・といった感じです。
そんなことから、いろんなところで囁かれているのが「老後破産の心配」で、一説によれば「10人中7人もの人がその恐れがある」・・・とか。
これが、金融鎖国・日本の未来だとしたら、何とも恐ろしい話です。
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老後破産の真相はNHKで特番が組まれてから多くの人の知るところになりました。
そうは言っても・・・まだ大丈夫だろう・・・自分には関係ないことだ・・・と多くの人は楽観的に考えていると思います。
それはそれですばらしいことなのですが、自分がたとえ大丈夫であっても、自分の周りの人が大丈夫ではなかったら・・・?
そのとき、自分は何を、どのようにして、あるいはどうすべきなのか?
関連する情報は一応頭の片隅に入れて置くことが大切だと思います。
「3人に2人が陥ると懸念されている老後破産」を少なくとも自分は回避できるように準備しておくことが大事だと思います。
老後破産の切符を手にしてはいけないですね。
そのためにも早い段階で行動を起こす必要があるでしょうし、行動が早ければ早いほど一つ一つの行動量は少なくて済みます。
老後破産を回避して「何があっても安心して日々を暮らしていけるだけの十分な資産」を自分で設けておくことが大切だと思います。