よく言われるように物事を行なう優先順位は
1.重要かつ緊急なこと
2.重要かつ非緊急なこと
3.緊急かつ非重要なこと
4.非緊急かつ非重要なこと
と分類・序列されます。
1.重要かつ緊急なこと・・・というのは「絶対に今すぐやらなきゃいけないこと」ですから、ある意味では自分が意識して選択をしている感は弱くなります。
自分の積極的意思でやっているというより、若干の「やらされている感」が生じます。
やらされている感が強くなると、やがて「仕方がない」という気持ちになり、ストレスが増えていくかもしれません。
それはそれでうまくありません。
「仕方がないからやっている」ということばかりで日々が埋め尽くされていくと充実感を感じにくくなります。
喜びも感謝もチャンスも新しい可能性も感じられなくなりと、未来への道が閉じてしまいます。
ここで言う「仕方がないこと」というのは「他者から半強制的にやらされていること」ということであり、場合によっては「自分には重要とは思えないこと」かもしれません。
どれだけたくさん行動しても、自分自身がやりたいことでもなく、自分には重要とは思えないことを行なっていたのでは、それが成果や充実感に現れることは少なくなっていきます。
大切なのはむしろ「自分にとっての重要なことは何なのか?」を認識し、それを定期的に整理していくことにあります。
この重要領域のことを進んで行なえるようになると、達成できるレベルも向上していきますし、日々感じることのできる充実感も向上していきます。
1.重要かつ緊急なことを優先する意識は大事ですが、物事の行動背景には「自分の意思と決断による選択の結果」という過程を残すことも重要です。
「自分が心から重要だと思っていること」を折に触れ書き出してみて、積極的にそこに意識を向け、自分の行動時間を使っていくと良いと思います。