ビジネスをうまく進めるには、言わずとも知れた「営業力」が必要不可欠で、また各取引先やパートナー企業、上司、同僚など多くの利害関係者との「交渉力」も必須になります。
営業や交渉のうえでは「コミュニケーション」が必要で、当然「話し方/聞き方のスキル」があるのとないのとでは雲泥の差になります。
このスキルがなければ、どんなに良いアイデアがあっても商談をまとめたりプロジェクトを進めることはできません。
サラリーマンに必須のスキルの一つとなるのがこの「話し方」と「聞き方」のスキルです。
これが滅茶苦茶だと社内での出世もない・・・と言えます。
もし、サラリーマンの人で「話し方/聞き方」について自分なりに課題を感じているなら、早急に克服すべきことだと思いますし、気づいているだけでも他者より一歩抜きんでているかもしれません。
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「聴く」と「聞く」の違いは主にこうです。
聴く・・・相手の立場になって心から聞こうとする
聞く・・・何も考えず単に耳に入ってきているだけ
「聞く」のではなく「聴く」という姿勢が大事です。
相手の立場になって聴いているわけですから、当然、相手の話を遮ったり否定したりバカにしたりするはずがありません。
むしろ相手が話しやすいように「うん、うん」と頷いて聴いたり、「それで、それで」と話の先をもっと聴きたいというパフォーマンスもとれます。
また、「話し方」のヒントとしては
「P(結論)→R(理由)→E(根拠)→P(まとめ)」の順で話すテクニックがあります。
よく言われるように「まず結論から話す」ということは本当に大切です(これができないサラリーマンのなんと多いことか!)。
特に上司への報告では重要なポイントです。
PREP法をマスターすると、相手から「結局何が言いたいの?」とか「(今は)そんなこと聞いてないよ!」などとイライラした言葉が返ってくることはなくなります。
それどころか、「分かりやすくて助かった」、「OK!わかった、それでいってみよう」などと相手からイエスを引き出せるようになったりします。
ちょっとしたテクニックかもしれませんが、意識して行なうのと何も意識せずにいるのとでは大きな差が生まれます。
単純なテクニックも習練して身に付ければ立派なスキルです。
これらのスキルを身に付けることは、サラリーマンがビジネスマンとして羽ばたき良いキャリアを歩んでいく一助となります。
周囲からの評価も鰻上がりになるでしょうし、極論を言えばこれらのスキルがあればかなりの高確率で出世できると言えそうです。
生涯賃金において何千万円~といった差をもたらすかもしれません。
少なくとも「無いよりは有ったほうが確実に有効」なので、意識して収得すると良いと思います。