面白いもので、人は「できないかも・・・」と思うとその瞬間から頭の中では「できない理由探しをしてできないことを正当化しよう」とします。
逆に、「できるだろう・・・」と思うと、その瞬間から頭の中では「どうすればできるか?」を考え始め、「できることの正当化を図り」ます。
これら両方を同時に行なうことはしません。
たいていの場合はどちらか一方を行なうだけです。
稀に、片方が終わった後にもう片方を考え始める人がいますが、そういう人は立派です。
いずれにしても、「できないと思えばできない」し、「できると思えばできる」ものです。
世の中の多くはこうした原理に則っています。
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リーダーは、仮に自分の中では「大丈夫だろうか?/できるだろうか?」という不安があったとしても、部下たちを「やれる方法探しに向かわせる」ことが大切です。
そのための一言、声掛け、叱咤激励が必要です。
リーダーの一言が部下の心に灯をつけ、リーダー自身では気付かなかったことも部下の頭から湧き出てくることがあります。
まさにそれ引き出す姿勢がリーダーには求められます。
「できると思えばできる」し「できないと思えばできない」・・・という悲しい人の特性を理解し、仮に「今すぐはできないとしても、どうすればいずれできるようになるか?」を常に模索することが大切だと思います。