リーダーシップとは「人をある方向に導く力」であり、言い方を変えれば「牽引力」であり、別名「影響力」です。
そして、多くの人はこの「リーダーシップ=影響力」についてちょっとしたカン違いをしているかもしれません。
それはたとえばこうです。
あの人は、○○だから影響力がある・・・
○○の中には「成功者」「トップ」「実力者」・・・などの言葉が入ります。
「○○」という原因があって、リーダーシップという結果がついてくる・・・という考え方です。
これは半分当たっていますが、実は必ずしもそうでもないところにリーダーシップの奥の深いところがあります。
そうしたリーダーシップ(影響力)を持つ人たちは、じゃあその○○という状態に至っていないときは他者を動かせなかったのか?・・・と考えるとわかりやすいと思います。
決してそんなことはありません。
○○になる前から他者を惹きつけ、影響を及ぼし、動かすことができていたハズです。
つまり、本当のリーダーシップはその人が実現した○○という状態によってのみ引き起こされるものではなくて、もともとその人の「内側ににある一種の引力みたいなもの」です。
引力をもっているからこそ他者を惹き、引き寄せ、何かを及ぼすことができたのだと思います。
これがリーダーシップの正体でしょうね。
さらに言えば、どんな人も少なからずこの「引力」を秘めています。
要はそれを目覚めさせているかどうか?!です。
自分の引力が目覚めれば、他者を動かす力は自然と手に入ってリーダーシップを発揮できると思います。
ではその引力はどうすれば目覚めてくれるのか?
人によってきっかけは違うと思いますが、一つは「自分との約束を守る」ことであり、一つは「小さな目標達成をいくつも行う」ことであり、一つは「あきらめずに続ける姿勢を持つ」こと・・・などだと思います。
そして、そうなるためのヒントは普段からの「謙虚、誠実、正直、素直、勤勉、真面目」という心の姿勢にあると思います。