
「社長になる」のか、それとも「経営者になる」のか・・・この発想は大切です。
誰でもなろうと思えば「社長」にはすぐになれます。
でも、経営者になるには時間と実績が必要です。
人は、何かになろうと意識をしたときからその方向に焦点を当てて考えることができる動物です。
サラリーマンが独立起業して一国一城の主になろうと思うとき大切なのは「経営者を目指すこと」だと思います(社長を目指すのではない、ということ)。
世間一般に出回っているビジネス書には、さまざまなジャンルの内容が書かれていますが、本を読んだだけではそう簡単には経営者になれません。
やはり、現場で他人と共同、連携してビジネスを行うという「経験」が必要です。
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社長とは一つの職位であり組織のトップである・・・という点では経営者と同じですが、自分自身が現場で働くのかそれとも組織を運営する働き方をするのかの違いがあります。
経営者は組織を運営する力を持った人です。
自分にはできないことでも、できる他人を使ってコトを行う・・・これが組織運営では大切なことです。
さらに上位概念には「ビジネスオーナー」があります。
ビジネスオーナーになると 「経営」から「所有」に切り替わります。
ビジネスを単に個人経営レベルから組織運営レベルまで引き上げると、思ってもいなかったほど可能性を広げられます。
数日・・・数週間・・・数か月もの間、もしも自分が会社等を離れたとしても特に支障なく運営が行き渡るようになっているなら、「ビジネスオーナー」と呼べます。
もしもそうでないとしたら、つまり自分が動いて自分自身が働かないことには売上・利益が出ないような状態なら、まだ本当の意味でビジネスオーナーにはなれていないことを意味します。
社長を目指し、経営者を目指し、さらにはビジネスオーナーを目指す・・・、そんな発想をもって「今」をビジネスマンとして活躍する姿勢が大事だと思います。