ビジネスは基本的には継続して活動するものなので一度だけうまくいっても意味ありません。
一年うまくいくだけでもダメで、二年目も三年目もその後もずっと稼ぎ続ける必要があります。
そう考えれば、自社よりも先行している会社があってもあまり気にしなくていいと思います。
他社がどうであろうとも、大事なのは自社が経営を続けていけるかどうか、だからです。
小さな市場で他社がいるところに参入しても利益を上げられない・・・と判断するなら参入しなければいいだけです。
先行者利益に頼らないと利益を出せない・・・というビジネスモデルなら、そもそも長期的なビジネスにはなり得ないと思います。
なぜなら、遅かれ早かれ他社が必ず参入してくることは十分予想され、そこからは差別化に基づく競争が激しくなること必至だからです。
その結果、先行していた会社が後から来た会社に追い抜かれて市場シェアを奪われるということはどの業界でもよくある話です。
大事なのは、顧客の求める需要に応えることであって、それをどこまで拡大して満足してもらえるか?・・・の経営手腕にかかっています。
先行者利益に飛びつく人ほど一発屋になりやすい・・・と言えそうです。
一発屋もそのときは輝いていますから確かにアリなのですが、長い目で見るとあまりうまくありません。
やはり、ビジネスも長期目線・・・広い視界をもって展開することが大切だと思います。