サラリーマンには「労働時間=年収」という構図が当てはまりますが、経営者やビジネスマンには当てはまりません。
法律的には、管理者には残業代・時間外割増賃金という概念がないから(深夜労働を除く)・・・ですが、何よりも経営者やリーダーと呼ばれる人たちは「時間量」で働いているのではなく「成果・結果」で働いているからです。
つまり、経営者やリーダーは「どんなに短時間でも結果が適切に得られれば報酬が発生するし、長時間にわたって働いても結果が出なければ報酬は発生しない」という発想をしています。
サラリーマンの給料を仮に30万円としたとき、そこの社長が90万円の給料だとしても、別に社長は一般職の3倍の時間を働いているわけではないですね。
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世の中には、経営者自身は毎日会社へ行かなくても会社はキチンと売上と利益を計上して業績順調なところもあります。
そうした経営者は次から次へと新ビジネスを立ち上げて、複数の会社の社長を務めていたりします。
いわゆる 「やり手経営者」です。
そうした人たちは、自分が常時その会社にいなくても会社経営がうまくまわっていくように仕組みを作っています。
それはもちろん部下たちが優秀だということもありますが、何よりも事業が自動化するように「仕組化」を実践しているからだと思います。
優秀な経営者は自社の優秀な人財がいずれ会社を辞める時が来るかもしれない・・・というリスクを背負って経営に従事しています。
だから、属人的に優秀な部下に頼るのではなく、ビジネスモデルを仕組化して機能として収益が上がるように努めているわけです。
サラリーマンと経営者の「稼ぎ方」にはこのようにいくつも違いがあるわけですが、サラリーマンはビジネスマン化を図ることを意識して経営マインドを身に付けることも大切だと思います。