私が持っているマンション(ワンルーム)の賃借人には外国籍の方もいらっしゃいます。今はそういう時代だと思います。
私は、外国の人が日本語をまだよく話せない段階で日本に来て働こうとする姿勢はとても立派だと思っています。 ちょっとやそっとではできない勇気を発している人だとある意味で尊敬しています。
人間は、その人の本質的な性格等が大切であって、生まれた国や表面的についている籍などはまったく関係ないと思っています。日本語を話せない外国人を迎えて思うのは、日本という国はすばらしい国でもあり、困った国でもある・・・ということです。
すばらしい国というのは治安が良いとか、安全で人はみんな親切で優しいとか、街並みはキレイで清潔だとか、犯罪も少ない・・・等が挙げられます。
これらは日本が世界に誇るべきところでしょうね。
そして、困った国というのは「英語が街中ではほとんど通じない」ということです。
Wifiも整備されておらず、使えるところがまだまだ少ないですね。
もちろん日本国ですから外国語(英語)が通じなくても間違ってはいません。ただ、江戸時代の鎖国していた頃とは違って、今や世界はインターネットで瞬時につながる時代であり、実際国際交流は頻繁に行われていて、日本国内に在住している外国人も増えてきています。
英語がゼロ・・・ではなく数割は通じてもいい国になっている、と思います。
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これまでの日本の産業は外国人のお客さま・・・という想定をあまりしてきていなかったように思えます。
特に地方都市ほどそうです。
でも、今後はますます国際色豊かになっていくと思います。
すでに手を打って、従来とは方向性を転換している地方や企業も少なからず存在しています。
傾向として東京オリンピックもあるわけですからどんどん外国人のお客さまが訪れるお店は増えていくと思います。
そうしたとき、サービスの原点である「お客さまに奉仕することに始まり、お客さまに奉仕することに終わる」という観点で言えば、日本語をしゃべれない外国人客に英語で接する姿勢はとても大切だと思います。
私たちも外国を訪れたときに日本語で対応されるととても嬉しくありがたいように(←海外クルーズでホントそう思いました)、外国人も英語で接してくれるとありがたく感じるハズです。
多くの飲食店ではメニューは日本語だけです。 外国人ができることと言えば、メニューの写真を見て何となく想像して注文をすることくらい・・・です。
海外でも逆の立場でそうして経験をたくさんしました(日本の場合、まだ値段が書いてあるだけ親切な面はあります)。
外国人に立ちふさがるカベは日本語しか通じない・・・ ということだと思います。
反対に言うと、多くのお店がそうだからこそ「自分のお店は英語も通じる!」ということを実践してアピールすれば立派な差別化戦略につながると思います。
これからは外国人がたくさん日本を訪れてきて、たくさん住むようになる時代だと思います。そうしたときに、外国人観光客を自分のお店に呼び寄せるキーワードは「英語OK/○○語OK」だと思います。
英語だけでなく、もう数か国語が通じるお店だとさらにグッドです。中国語・韓国語・スペイン語・フランス語・イタリア語・・などです。
既にそういうお店も出現しています。
お店だけでなく街ぐるみで看板や標識をそのようにするとか、パンフレットやチラシをそう作ることも大切ですね。
ビジネスは「まず顧客ありき」です。それには「どうやったらこれまで以上にお客さまに親切にできるか?」を考えることが大事であり、そう考えることも「おもてなし」の心の表れになると思います。