よく言われることの一つに「時間を買う人はお金持ちで、時間を売る人は貧乏」という概念があります。
冷酷な言葉に聞こえますが、よくよく噛みしめて考えると、確かにそのように思えます。
それが資本主義経済社会の本質にあることかもしれないですね。
タイム イズ マネー であり、タイム イズ ライフ です。
時間をお金で買う人(買える人)というのは、お金よりも時間を大切にしている人です。
対して、お金をもらうために自分の時間を売っている人というのは時間よりもお金を大切にしている人です。
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企業とは「他人を雇用している経営のこと」を指しますが、企業経営者に「どうして人を雇用するのですか?」と質問をするとたいてい返ってくる答えはこうです。
「自分一人ではできないことを成し遂げて、かつ自分一人で稼ぐ分以上にお金を稼ぐため」。
たとえば、アルバイト一人に10万円の給料を払っても雇用したい!というのは、その背景に「そのアルバイトが働いてくれることで利益が10万円以上出る目論見(算段)があるから・・・」です。
そうでなければ、アルバイトを採用しません。
経営者にとって雇用者の給料は「人件費」です。
多くの雇用者が「給料」と思っているのは、経営者からすれば「人件費」であって、サラリーマンが月収20万円をもらうとしたらそれ以上の稼ぎを会社に提供していることが本来は必須条件です。
それができないサラリーマンはお荷物社員ということになります。
時間を売るサラリーマン体質から転じて、時間を買うビジネスマン体質に変化していくことが大事です。
機会(チャンス)をモノにすることが大事で、成長(変化)することが必要です。
それには「タイミング イズ マネー」という感性も大切だと思います。