スティーブ・ジョブズは生前こう言っていたそうです。
「富を築いた後は、富とは関係のない他のことを追い求めるべきだ。
終わることのない富への追求は、人生を歪めてしまう。
家族に愛情を、そして自分自身を大切にしてください」
「富とは関係のない他のこと」・・・という部分が肝です。
お金や資産ではない・・・つまりお金や資産はある程度は大切だけど、ある程度を超えたらもっと別の何かに目を向けることが大事だ・・・と言いたかったのだと思います。
「終わりよければすべてよし」と言われますが、人生の終盤・最期で「自分の人生は幸せだった」と言えるように生きて死んでいきたいものです。
そのためにも「死ぬまでお金を追いかける」なんてことはしたくないし、しても意味がないことだと思います。
人生終盤の金銭的な成功は、必ずしも人生そのものの成功や幸福感にはつながらないと思います。
70歳を超え・・・80歳を超え・・・90歳を超えても、なおお金を稼ぐことに執着している人(経営者など)がいます。
企業経営を次の世代になかなかバトンタッチしようとせず、いつまでも自分の手中に収めて権力を握ることにしがみついているような人たちです。
私は、年齢に関係なくお金を稼げる人は基本的に尊敬していますが、老いてもお金儲けや権力を追及している人を見て、自分もそうなりたいか?と言えば、答えはノーです。
別にそういう人に憧れないし、そうなりたいとは思いません。
「歳をとったら権力より権威のほうが大事」だと思っています。
生活に必要なだけ+αのお金を稼げればそれでよく、自分の人生を歩みたいと思っています。
老いてなお誰かの人生を知らずのうちに歩まされるようなことはしたくないですね。
どんなにお金があっても「人生を幸せだと思えない生き方」はしたくないし、興味もありません。
日々お金を稼ぐことに忙しく、結局自分の自由な時間がほとんどなく、その結果「時間に追われて生きている」ような人を見ても尊敬することはありません。
「自分の周りにいる/もしくは世間で有名な」お金を稼いでいる人を冷静に見てみると良いと思います。
その人は本当にお金を稼いでるのか?
→ 売上は多くても支出も多くて手元にはほとんど残らない?
その人はお金を稼いで幸せに生きているのか?
→ 実は幸せなフリをしているのかも?
自分が憧れる人のことを冷静に見て、自分の理想形と重ねて自分は本当に「あの人みたいになりたいのか?」と改めて自分に問いかけるのも良いと思います。
多くの人は「ちょっと違う」という答えを導かもしれません。
それに気づいたときが!そのことを承知したときこそが!スタートでしょうね。
どうせなら「自由でお金持ち」を目指すと良いと思います。
自由な金持ちになると本当に人生の可能性は広がると思いますし、いろんな選択肢が出現してくると思います。