下手な人はどんなに「本気」になってもうまい人に勝てません。
逆に、うまい人は下手な人に「負けてあげる」が選べ、勝つことも負けることも自分の裁量で可能です。
この「選ぶ側/選べる側」という立ち位置は、どんな世界/ジャンルであってもすごく良いと思います。
つまり「選択肢が複数ある」ということを意味します。
(先の例で言えば、下手な人は選択肢が最初から一つしかない)
こうした思考は仕事においても、生き方においても、収入においても作用し、リスク管理や備えにつながります。
収入面で言えば、そもそも「就労収入1本」・・・ということはとても恐ろしいことです。
会社経営で言えば、売上源が一つだけ=顧客がたった一人だけ・・・というのと同義で、これはかなりヤバい状態です。
その顧客が離れていったら売上ゼロ・・・です。
サラリーマンで言えば、何らかの事情で就労不能となったらアウトです。
そうしたことをコロナ禍で学んだ人もいれば、のど元過ぎれば熱さ忘れる・・・で何も学ばなかった人もいます。
収入源確保のために外で仕事をしないと生活が立ち行かなくなるのか、それとも選択肢はいくつもあるので「引きこもっても良いし、引きこもらなくても良いし・・・」という状態なのか。
どちらにでもなれる、というのはすなわち「いつでも自分が選ぶ側になっていられる」ということを意味します。
これは大切なことだと思います。
選択肢を複数持てるようになるためには、誰でも通過する下手な時期を修行・訓練のときだと思って耐え忍ぶことが必要です。
そうしないと上手い側に立つことはできません。
しかし、その結果、リターンは費やした労力や時間以上にもたらされます。
成功していく人は、時間をかけている場合じゃないと、さっさと「修行期間を終わらせよう」とします。
うまみのある時間を早く手に入れるために、「しんどい時間」を短期間で終わらせようとします。
仕事でも同様に考えれば、さっさと怒られて、成長して、早く一人前になればいいと言えます。
怒られたくないからと言って責任ある仕事から逃げていても仕事スキルは上達しません。
今の苦労の先にある「楽園」に住むために、今の苦労をサッサと通過するように修行・訓練する気持ちを持つと良いと思います。