サラリーマン社会には大なり小なり、少なからず「エコひいき」の世界が存在しています。
複雑に絡み合う利害関係のある社会なので仕方のないことだと思いますし、たとえ自分がエコひいきをしなくてもエコひいきをする人は必ず出てきます。
エコひいきされる人とされない人とでは「何か」が違います。
リーダー/上司という立場で見れば、どんな部下にも等しく同じように接してあげたいきもちはあるものの、部下が自分に好意的か敵対的かでやはり気持ちは変わってくるものですし、指導・教育をしたときの「返報性」によってどうしても扱いに温度差が生じてしまいます。
部下を指導する人が喜ぶ・嬉しい瞬間というのは、「教えたことが本人の身に付いて何らかの良い影響を与えたことがわかり、かつ、その人から感謝されたとき」です。
上司は部下に成果を出してほしいから教えているわけで、ここにあるのは金銭的対価ではなく仕事上での結果です。
だから、教わった側の義務としては「教わったことで結果を出すこと」が最重要になります。
キチンとした結果を出し、それを報告し、感謝する・・・というアクションが伴うと、徐々に上司からのエコヒイキ扱いの域に入っていけます。
しかもこれをイヤミなく、しつこくなくできるとさらに効果は上がります。
会社内には上司に限らず隣の先輩社員など、自分に何かを教えてくれる存在があると思います。
そういった人にエコヒイキされる自分であるかどうかも同じことが言えます。
これまでを振り返り、これからを戦略的にそうされるように動いてみると良いでしょうし、それが今後のサラリーマン人生を変えることにつながると思います。