いつかやろう・・・と思っていたら、あとで悔やむことになった経験は誰でも一つや二つはあるものです。
もちろん人にはいろいろ事情があり、その時にすぐに行動できないことがあるのは仕方ないことです。
でも、そうしたいろいろな事情は果たして「命」よりも優先すべきか?・・・と言えば、ほとんどの人は「ノー」と答えるハズです。
命よりも優先すべき事情なんて見当たりません。
人はいつ死ぬかわかりません。
感覚的に「今日、明日、今月はまだ死なない」と何となく信じこんでいるだけで、その多くの要因は「現年齢」にあります。
80歳より手前の人は一応平均寿命以下ですから確率的に言ってもまだ死を迎えることは考えにくいと言えます。
でも、人は歳を重ねるごとに「モノの保有・獲得」や「地位・名誉の保有」に興味を失うようになり、そうしたことより「健康・幸せ・満足・充足感」に対する意識や興味のほうが強くなります。
命よりも優先すべき事なのか?・・・命を賭けてでも今やるべき事があるのか?・・・たとえ明日自分が死ぬのだとしても後悔の残らない選択をしているか?
歳をとるにつれ、徐々にこうした考え方や意識に目を向けてみることは大切だと思います。
すると、ますます物欲に対する興味が薄くなり、お金に関しても「生活に不自由がなく、ちょっとした旅行や遊びに使える程度」のお金があれば良い・・・と思えるようになると思います。
「足るを知る」・・・ことにつながります。
確かに人は今日明日はまだ死なないかもしれませんが、でも、ある程度の年齢になってきたら、いつ死んでも後悔しないような生き方を心がけることが大事だと思います。