人は誰しも欲を持って生きています。
欲を一切持ってはいけない・・・なんて極端なことは言いませんが、他人を不幸に貶めるような自分勝手な欲を持つことはいけないと思います。
そうした欲にかられた行動は「犯罪」として取り締まられる恐れが大です。
大切なのは欲の質を上げることにあると思います。
小賢しい私欲を捨てて「人の喜びを自分の喜びとすること」ができたなら立派です。
特に経営者はこの過程を踏むことで事業をますます成長発展させることができるようになります。
逆に、「この会社は俺の会社だ、俺がお金持ちになるんだ、俺さえ幸せになれればそれでいい」・・・なんていう欲を持っていたら経営は遅かれ早かれ行き詰まると思います。
そんな会社では社員たちは働く意義を感じられず、ただただ社長の欲望の犠牲になっていくだけ・・・です。
自分のことしか考えていない経営者に社員がついてくるハズもありません。
「謙虚にして驕らず」は重要です。
オーナー社長は公私混同を慎むべきですが、一方で「公私並行」という概念を持つことは有効です。
オーナー社長は会社を私物化してはいけないのは当然なのですが、これを守れない社長は多くいるものです。
せめて「公私並行」程度に収めて、自分の欲を自分だけの果実に落とし込まないように意識することが肝要だと思います。