ビジネスは、一人の人間の力だけで成功することはあり得ません。
成功できたのは、自分の売る商品・サービスを買ってくれたお客様がいてくれたからであり、自分の話を聞いたり読んだりしてくれる人がいてくれたからであり、そうした環境に恵まれたからだと言えます。
目に見える他者の力もあれば、目に見えない環境・状況といった「場の力」も関係していると思います。
お金という面で見てみても、自分にお金を運んでくれるのは必ず自分以外の人です。
言ってみればそれがお客様であるわけですが、その人がいなければお金を手にすることはできなかったはずですから、「成功した」と言うときに自分一人の力だけで財を成したと言うのは大変おこがましい態度だと思います。
成功に至るまでに受けてきた「恩」を返すこと、報いることが大事だと思います。
必ずしも誰かに直接返すのではなくて、今度は自分がその環境作りにまわって見知らぬ次の世代を応援するとか、誰か若い人たちをサポートする側に回ったりして 「返恩・報恩」することも大事だと思います。
つまり受けた恩を「別の第三者にバトンタッチする」ということです。
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そのやり方の一つが、「自分の成功についての話を他者に語る・残す」ということです。
自分の中に詰まっている過去の経験値を人知れず欲しがっている人は全国に必ずいるハズです。
きっかけ・出会いがないだけで、内心ではノドから手が出るくらいにそうした話を聞きたがっていたり、アドバイスを欲しがっている人は必ずどこかにいるものです。
百人二百人かもしれないし、何万人何千万人かもしれません。
自分自身で気づいていないだけの「欲する人」もたくさんいると思います。
成功者が自分の持てるノウハウ・知識等を発信する意義はこうしたところにあると思います。
話を伝えるには 「場」が必要だったり、「時間を共有」することが必要だったりしますが、残念なことに人は聞いた話はすぐに忘れるものです。
だから、話すことも大事なのですが一方で「書く→読む」という提供のほうが効果の持続力はもっとあると思います。
書籍・ブログ・メルマガ・・・等で、そうした伝播を行なえる時代背景にも感謝ですね。