いつだったか、「ダルビッシュ有が否定する日本の根性論。根性論のないアメリカでなぜ優秀な人材が生まれるのか」という記事がありました。
彼の見立てでは「日本人はいろいろな可能性を閉ざしてしまっている・・・日本には世界で活躍する優秀な人材が少ないがアメリカには優秀な人材がたくさんいる・・・。
人生で訪れる苦しい場面を乗り越えるための打開策は自分自身で考えることで切り拓くこと・・・そこに日本で言われるような根性論はない。
日本ではさまざまな経験をしても自分の成績や収入や能力に結びついていない人が多く、それは良い状態とは言えない。
根性論については一度考え直したほうが良い・・・かも」
といった感じです。
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昔のスポーツマンガでは根性論がとてももてはやされました。
私も中学・高校の部活動では根性論がまかり通っている時代を過ごしました。
小さな頃から根性論だけで生きてきているとそれが当たり前となって自分自身にしみ込みます。
大人になってからはそれ以外の考え方や発想をするのが苦手になるかもしれません。
そうなると、せっかく自分を成長させられる可能性があってもそれを活かすことができずもったいないことになるかもしれません。
すごく小さな世界に自分を閉じ込めてしまうのは愚策です。
成長機会を失い、損をします。
根性論も時には必要で大切だと思いますが、あまりにそればかりに縛られていると時代錯誤状態になって時流から外れてしまいます。
会社に入ると、そこにいるのは昭和時代を生きた老獪のサラリーマンたちであることが多く、根性論で難局を乗り切るよう指導してくるかもしれませんが、今を生きる平成生まれの若いサラリーマンは根性論だけではなく自らの成長機会だと理解して他の手立てを考慮するほうがベターのような気がします。
脱・根性論で難局を乗り切っていく意識を強く持つほうが自分のスキルアップにもつながりやすいと思います。