20年前は、朝の通勤で電車に乗ると半分の人が本を読んでいて、半分の人が新聞を読んでいました。
時代が変わって今はほとんどの人がスマホを見ているようになりました。
サラリーマンも学生も主婦らしき人もみんな手元のスマホをピコピコやっています。
中にはゲームをやっている人もいれば、ニュースを見ている人もいれば、メール(チャット)のやり取りをしている人など中身はさまざまです。
中高年の人がゲームをしているというのはちょっといただけない気もしますが、まあ、それもその人の勝手です。
マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツは自分の子どもにスマホを一日一時間以上使用させないそうです。
彼は彼なりのスマホの弊害を認識していて、親が強制的にスマホを子どもから取り上げないといけない・・・という教育方針のようです。
スマホは確かに便利なもので私も手放すことがなく、ほぼ一日中握っているような気がします。
でも、良いことがある反面、良くない面もあるものです。
その弊害を理解したうえで操作・使用することが望ましいと言えます。
半ば強制的に取り上げると、人権だ、自由だ・・・と反論する人がいますから気をつけなければいけませんが、少なくとも大人は自分自身に対しては自重する勇気を持つことも大切だと思います。
子どもには日本人としての教養や情緒や道徳を学ばせるために、やはりある程度の「スマホ離れの時間」を意図的に設けてあげるほうが良いような気もします。
小学生のうちに童話・説話や詩や偉人伝などを読んで夢を膨らませたり涙を充分に湛えられる人間に育てるよう教育するのも親の務めの一つだと思います。
何事も行き過ぎるとかえって良くないもので、中庸をいくくらいのところでバランスよく取り計らうことが大事だと思います。