陸上競技に、ハードル競争があります。
各ランナーは一斉にスタートを切って走り出し、それぞれ予め設けられたハードルを跳び超えていくわけですが、このときハードルは1ミリも動きません。
最初から最後までじっとしています。
ランナーのほうがハードルに合わせてどう動くか(走るか)が大切であり、その動作権限はランナー自身が持っています。
ジャンプしようとするランナーをハードルは決して妨げないわけです。
もしも跳び越えれなかったら、それはランナーのほうに責任があります。
最初からそこに「動かない」ハードルがあることをわかっているのですから、自分で何とか解決する(跳び超える)しかないことはわかりきっているわけです。
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ビジネスは、先々が見えないことも多々ありますが、その一方で想定できることもたくさんあるものです。
読めないようでも、先を読む努力をしているとやがて未来が見えてくるようになります。
転ばぬ先の杖で、予め想定できることは想定しておき、対処法を事前に考えておくことはとても大切だと思います。