一般的に「美人投票」と言えば、「自分が美人だと思う人に自分の票を入れること」を指します。
投機はよく「美人投票」に例えられることがありますが、ここで言う「美人投票」は若干ニュアンスが違います。
自分が美人だと思うものを選ぶ(投機する)のではなく、「大勢の人が美人だと思うであろうものを選ぶ(投機)する」ことが大切です。
なぜなら、それが「値上がりするために必要」なことだからです。
「みんなが値上がりしそうだから買っておこうと思うもの」を早めに買うことで、値上がり益を得ることができるわけです。
自分がどう思うか?ではなく、大勢の人がどう思うか?・・・が大事なところです。
この発想ができる人は「自分の気持ちを抑えて、他者の気持ちを推察・忖度することができる人」であり、視界を広く持つことができる人です。
優秀な人だと思います。
多くの人の心に配慮したり、自分と他人の感性の違いや物事のとらえ方の違いを理解できる人は少ないものです。
そして、そうした人こそが管理職のポストに就くことが望ましく、たとえ他の点が優れていたとしてもこうした視界・センスのない人を管理職に登用してはいけないと思います。
会社では、いろんな社員が働いていて、みんなそれぞれ「自我」を持っていますが、その自我をうまくコントロールして本来の目的を中心に考えることができる人は数少ないものです。
美人投票から少し話がズレてしまいましたが、他人の気持ちがわかる/自分以外の人の考え方も推測できる・・・というのは、素晴らしい能力の一つだと思います。