「計画」と似た呼び名に「予定」というのがあります。人は、いろいろな計画や予定を持っています。
計画とは、目標に到達するために必要ないくつもの段階点です。
100という目標に到達するためには、5・・・10・・・50・・・70・・・といった段階点(=計画)を経て進んでいくことが求められます。
一方、予定とは計画を含む「行動の約束事全般」です。
計画とは違って、一話完結であっても予定は予定です(つまり、目標達成の一部分である必要はない、ということ)。
行動の約束事に至っていない場合は、「未定」という呼び名になります。
・・・・・・・・・・・・・
人はさまざまな計画や予定を持っていますが、必ずしもすべての計画、予定を実行するわけではありません。
なぜなら、人は弱い生き物で怠けることがあるものだからです。
今度の日曜日に庭の草むしりをしよう!・・・と予定を組んでいても、日曜の朝になって、やっぱり天気が良いからどこかへ遊びに行こう!・・・と予定を簡単に変更・キャンセルしたりします。
まあ、人ってそういうものでしょうね。そうした計画や予定を、より確実に実行するコツがあります。
それは「自分以外の誰かを絡ませる」ということです。
つまり、第三者を加えた計画・予定を立てる・・・ということです。
よほどの、阿漕(あこぎ)で不義理な人でない限り、他人を交えた計画・予定を当日いきなり変更・キャンセルにはしません。
人は案外と義理堅い生き物でもあるわけです。
特に複数の人間を巻き込んで絡めておくと、その計画・予定を変更するのにかなりの手間になりますから、それなら予定どおりにやったほうがラクだ・・・となります。
自分一人だけだったらサボったり、逃避したりできますが、(他人からの信用を失いたくない性質を持つ)人間という生き物は他人を巻き込むと計画・予定を実行せざるを得なくなるものだと思います。