多くの人は、自分の力だけで目標を達成しようとします。
特にプライベートのことはそうしがちです。
(チームを作らず)すべて自分でやってしまおう・・・としてしまうわけです。
会社では一人ではなく組織・チームで業務をこなしてプロジェクトを成功裏に導いているのに、プライベートのことになると途端にその「組織力の偉大さ」を忘れてしまうとは何とも不思議です。
一人の能力/できることはそれなりに限られています。
一人ではなかなかすぐには大きな目標を達成することができません。
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「桃太郎」という有名な童話があります。
桃から生まれた桃太郎が、イヌ・サル・キジという仲間を引き連れて鬼を退治することに成功する話です。
この桃太郎の童話を単なる子ども向けの話としてではなく、ビジネスにも通じる大事な教訓を教えてくれていると知ることも大事です。
桃太郎が実践した成功の秘訣は、「一人で鬼退治には行かなかった/仲間を得ながら先へ進んだ」ということです。
拡大解釈をするなら、桃太郎は自分に不得意なことがあると自覚していて、それを補うために仲間を集めチームを作ったと言えます。
忠誠心の強いイヌを仲間にし右腕として支えてもらいました。
頭の良いサルをも仲間にして戦略を考えてもらいました。
キジを仲間にしてトリの視点で俯瞰して見ることや、仲が悪くなりがちなイヌとサルの調整役になってもらいました。
桃太郎はこのように優秀な人材をスカウトし、適材適所でチームを作ったと言えます。
自分にない能力や視点を持っているメンバーでチームを作ることができれば、目標到達はかなり現実味を帯びてきます。
ビジネスでもプライベートでも同様です。
人は一人では生きていない/生きていけない・・・とはよく言われる言葉ですが、この言葉をよく噛み締め、活かすことが大切だと思います。