OECD(経済協力開発機構)の調査レポートによれば、この20年で、
イギリスの平均年収 → 33%アップ
アメリカの平均年収 → 32%アップ
フランスの平均年収 → 24%アップ
ドイツの平均年収 → 15%アップ
だそうです。
でも、日本の場合は残念なことに1%のダウンとなっていて、この20年間でほとんど変動していないことがわかります。
アメリカやフランスなどの平均給料は右肩上がりで上がっているのに対して日本は横ばい(若干のダウン)というわけです。
この数字は何を物語っているのか?
→ 日本で働いている人は、この20年間、国も、会社も、誰も経済的には助けてはくれないと腹を括って自助努力を念頭に頑張ってきた人のほうが恐らく収入アップをしてきただろう・・・ということです。
ただし、過ぎてから以前のことをどうこう言うことはあまり意味のないことです。
なぜなら、過去は変えられないからです。
大事なのは「未来がどうなるか」を見通して、その未来像に合わせて「今の自分の行動」を変化させていくことです。
過去の20年のことはもう悩んでも取り戻すことができませんから、大切なのはこれから先の「向こう20年でどうなるか?」を自分なりに予想し、早い段階で手を打ち、準備し、後で慌てふためくことのないようにしておくことだと思います。
国も、会社も、誰も経済的には助けてはくれないと認識し、将来の自分の金銭的な拠り所自分で用意しておくことが大切だと思います。