最近、熊本県や石川県などで一部の議員の素行の悪さが報道され、議会では満場一致で「辞職勧告」が決議されたにもかかわらず、議員としての自分の地位を守ろうと躍起になって、決して議員を辞めない人が現れてきています。
辞めないことの言い訳を「議員の務めをまっとうすることが有権者への恩返し/信頼回復だから・・・」などと嘯(うそぶ)いています。
外部の第三者から見ていても、やはりみっともないことで、破廉恥なことで、あるべき姿ではない、と思います。
昔風に言えば「恥を知れ!」・・・でしょうね。
マスコミ等では奥歯にモノが挟まった言い方をしていますが、彼女・彼らが議員を辞めない真の理由は、偏に「議員報酬+政務活動費等」にあると思います。
つまりは「金銭(経済期的便益)を欲しいから/失いたくないから」です。
・・・・・・・・・・・・
確かに今の法律では議会が議員を辞めさせることはできません(だから勧告止まりになっています)。
そこで、別の手段を考えてみてはどうか?と思います。
たとえば、「議員辞職を勧告された場合は、報酬等を0円にする」・・・などです。
本当に「議員の務めをまっとうすることが有権者への・・・・・・」という気持ちがあるなら、たとえ報酬が0円であっても引き続き職務をまっとうするはずです。
報酬が0円になった途端、議員を辞するならそれはやはり「金目当てだった!」となります。
議員・・・政治家・・・と呼ばれる人たちがその職・地位であることは、本来「報酬目的」ではなくて「施政目的」であるハズですし、そうでなければいけないと思います。
同じことが「会社組織における役員」にも言えます。
まあ、そうはいってもそんな人間力の高い人は今では少なくなってきたと思いますが、でも、「あるべき理想の姿」はそうしたところにあるのじゃないかなあ・・・と思います。