人は歳をとるうちにどんどん頑固になっていき、昔は他人の言葉に耳を傾けていた人も徐々に「言うことを聞かない/聞く耳を持たなくなる」ようになっていく傾向があります。
このワナに陥ってはいけないですね。
サラリーマンは、定年が近づくにつれ、自分に対して誰も何もアドバイスをしてくれなくなった・・・と気づくことも必要です。
そして、その状態はうまくないことだ・・・と知ることも大切です。
周囲から邪魔者扱いされているのかもしれません。
知らない(気づかない)のは自分だけ、実はみんなから早く辞めてくれないかな・・・と密かに思われているとしたら残念ですし滑稽です。
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中高年サラリーマン(40代~50代)を見渡してみると、「この人はもう成長しないだろうな・・・」と思われる人が多くいます。
それは、学歴がどうこうとか、生まれながらの能力がどうこうというわけではなく、単純に「他人のアドバイスを素直に聞かない/人の話をすぐに遮って持論を押し付ける/狭い価値観しか持ちあわせていない」といった人に多く見られます。
自分にとって「耳の痛くなる」ことはすぐに耳を塞いで意識に入ってこないように遮断してしまう・・・のは、ある意味では「逃げの人生」であり「卑怯な生き方/働き方」です。
実は、そうした人には「自分の柱」がありません。
すぐにブレてしまいます。
ブレてしまうがゆえに、そうならないように他人の話を聞かないように自己防衛しているのかもしれません。
株式相場で言えば、「今が買い時ですよ~と言われても、価格が下がったら買います」と嘘ぶいているような人です。
→ ほとんどの人は株価が下がると底値が見えない恐怖が先に立って買えなくなります
話がズレましたが、ダメな状態の人はダメな状態のまま年月の経過を費やすことになるので要注意です。
子どもであれば親が耳に痛い言葉を投げかけてくれます(ました)が、大人になるとそうした機会も減ります。
耳に優しいことを言ってくれるのは詐欺師だけ・・・だとしたらキケンです。
人間は誰しもが自分には甘く、だからこそ自分に厳しいこと/正論を言ってくれる人がいる人は幸せだと思います。
50代〜60代だから自分は人生の先輩/熟練者などと年齢による無意味なこだわりを捨て去り、素直に、真剣に、耳の痛くなる言葉を受け入れられる度量を持てるか?・・・ということは人生の勝敗を分ける一つのポイントになると思います。