20代前半の人と70代前半の人とでは人生に対する志向性が違います。
20代前半の人は、これから恋愛・結婚・出産・子育て・キャリアアップ・家族構築などに志向性があります。
そのために「働く・稼ぐ」ということを日常的な手段として意識します。
70代前半の人だとそうしたことはほとんど最終段階にあって、旅行・観劇・余暇の活用・家族との触れ合いなどに志向性があります。
「働く・稼ぐ」というよりも「休む・使う」ということに意識が向かっています。
両者に共通しているのは、趣味の追求や幸せで平和な暮らしの追求などです。
お金を稼ぐとしたら、稼ぐべきときは年老いてからではなく若年層の時ほど最良な時期です。
若いうちにこそ、しっかりお金を稼ぎ、稼ぐ経験値を積んでおくことが大切だと思います。
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『最強マフィアの仕事術』という書籍の著者・マイケル・フランゼーゼによると、マフィアのビジネスでの成功の秘訣は決して暴力や脅しといったものではなく、「ミスをすれば自分の命がないといった厳しい環境の中で磨かれる実戦感覚にある」そうです。
フランゼーゼは「どんな時代でも、稼ぐべきときに稼ぐことが重要」という考え方を著していますが、そのとおりだと思います。
ビジネスに関わる人なら誰でも旬の時期というのがあります。
人によっては20代後半かもしれないし、あるいは30代前半かもしれないし、はたまた40代前半の人もいるかもしれません。
いれにしても、自分が稼ぐべきときにはしっかりお金を稼いでそれを蓄えておく姿勢が大切です。
その旬の時期はやがて終わりを迎えます。栄枯盛衰は世の真理です。
稼げるときに稼いでおかないと、後々になってから稼ごうとしても難しい要素が増えていきます。
そういう意味でも、時間・時期・時代を大切にして、「稼ぐべきときに稼ぐ」ことを意識しておくことは大切だと思います。