
人の行動動機は大きく2つに分けられます。
1.目標意識を持ち、実現に向かって行動する
2.困った事を解決するために行動を起こす
「お金持ちはもっとお金持ちになる」「貧乏人はなかなかお金持ちになれない」という現実も、ここに起因している部分が大きいかもしれません。
お金持ちは「1」のパターンで行動します(目標意識をもった行動をしている)。
貧乏人は「2」のパターンで行動します(イヤイヤ仕方なく行動を起こす)。
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「上には上がいる」という上昇志向/自己発奮の思考回路を持つ人がいる一方で、反対に「下には下がいる」という自己安堵・防衛の思考回路を持つ人がいます。
「下には下がいる」と思えば自己防衛になり、自分を安心させ、心の平穏を得やすくなります。
それはそれで間違ってはいないのですが、それだけではうまくありません。
やはり「上には上がいる」と考え、自分をもっと高め、成長させる意欲・挑戦意識をもつことは大事だと思います(特に若い人ほど)。
そうやって常に自分を高めるための努力を怠らない人は立派です。
自分より優れた人から学び、次なる高みへ進む道を探し続ける人は幸せな人生を歩みやすくなるハズです。
「下には下がいる」とばかり考えていると、現状に満足して挑戦する姿勢を失いやすくなります。
自分より下にいる人たちを見て安心し、「自分はまだ大丈夫」と考えます。
この考え方では、現状維持が優先され、成長への意欲は確実に薄れていきます。
この「考え方」の違いを理解すると、世の中で起きている現象の縮図が見えてきます。
成功者は自分を取り巻く環境や自分自身の限界を超えるために努力を惜しまず常に学び続けます。
その一方で、現状に満足してしまう人たちはそこから抜け出す努力を怠るために現状維持すら難しくなって徐々に後退していきます。
この違いが、結局は経済的にも社会的にも大きな格差を生み出していくことにつながると言っても過言ではないと思います。
「上には上がいる」と考えて成長することに興味関心を持つほうがベターです。
「下には下がいる」と考えて現状に甘んじることを自分の中から排除するくらいの感性が欲しいところです(特に若いうちは)。
どちらに重きを置くかで未来の自分の人生は大きく変わっていくると思います。