
昨今(2024年)の学生の奨学金の受給状況は、大学学部で55%にも上るそうです。
傾向として上昇傾向にあるそうですが、言えるのは奨学金なしで大学進学をさせるのは親にとって経済的に厳しい・・・ということです。
私の持論は昔から「子どもが産まれたときから将来の大学進学を見越して学費の積立貯金をすることが大事」ですが、そこまで先のことを踏まえて逆算思考で現在の行動を起こせる人は少ないのかもしれません。
我が家では2人の子どもを大学進学(一人暮らし+1年の海外留学)を経験させましたが、生まれた当初からそのための学費を別建てで積立てて用意していたので18歳になったときに特段慌てることはありませんでした。
それまでの18年間は「産みの苦しみ」というか、「積立貯金の苦しみ」みたいのがありましたが、それを乗り切れて良かったと思っています。
これもまた「逆算思考」の為せる業ですが、逆算思考と必要時間を鑑みると、心が折れる≒諦めたくなる人が多いのも確かに頷けます。
でも、そうだからこそ、その逆境に立ち向かい、跳ね返し、克服する人にこそ「将来の安心・安泰」が約束されているのだと思います。
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投資が実を結ぶのにも時間が必要です。
投資は「売買差益を得る」ことではなく、「投資物が派生益を生じてくれる」ことを期待して行なう行為です。
売買差益を得ることを目的とするのは投資ではなく「投機」行為です。
投資はあくまでもその投資物はそのまま保有しておき、そこから得られる「派生益/果実」を得ることを目的としています。
だから、果実が実るまで「時間が必要」ですし、そこまで「待つ」ことが大切です。
遠い将来の「良好な状態」を想定し、そこに至るための道のりを「逆算思考」で考え、そのために必要な「現在の行動」を継続して行ない続ける・・・という根気が必要です。
それに耐えられない人は多く、そのためその果実の美味しさを味わえない人も多いわけですが、それを達成できる人は他者が得ることのできない幸せな人生を得ることができるのだと思います。