
若い頃、買いたいモノはたくさんありました。
でも、そのときはどれでも買えるだけの金銭的余裕がありませんでした。
いつの頃か忘れましたが、金銭的に買う余裕が生まれて気づいたことは「それらは必要なモノではなく、ただ単に欲しかっただけ・・・」ということです。
人は「必要だから買う」のではなく、「欲しいから買う」という気づきは、その後の仕事においても重要なヒントとなりスキルアップに役立ちました。
また「お金も大事だけど時間はもっと大事だ」ということにも気づけるようになりました。
若いころは「時間よりもお金が大事」という意識が強かったですが、今では「時間のほうが大事」だと思っています。
どんなにお金を稼いでも、時間に追われたりストレスにまみれていたのでは意味が無いと思います。
言えるのは、人はいつも同じ気持ち・考え方に囚われているわけではなく、歳をとるほどに、環境の変化に慣らされていくにつれ、あるいは親交のある人の変遷によって、自分の頭の中の思考回路にも変化が訪れる・・・ということです。
そうして世間/自分の中には、徐々に変わっていくこともあれば、長年変わることなく持ち続けるであろう哲学も存在するということです。
どちらも重要なことだと思います。
自分の哲学は自分の信念になり、自分の信念もまた自分の哲学となります。
何を信じ、何に基づいて行動し続けるかは人それぞれ自由ですが、その「自由であること」自体が世界の中でみればかなり貴重で有難いことだと思います。
自分の人生の舵を握っているのは他でもない自分自身ですから、周囲に流されて何となく生きていく浮き草のような人生にならないよう哲学と信念をしっかり持ち続けたいものですね。