ピカソは生涯を通して非常に多くの作品を描いたそうです。
多作だった・・・ということです。
実に約15万点の作品を残したということで、「世界で最も多作な美術家」としてもギネスブックに認定されているそうです。
15万点とは何とも想像ができないほどすごいですね。
91歳で亡くなるまでの間、仮に70年間を費やして描いたとしても、単純計算で15万作品÷70年間÷365日=5.87作品ですから、一日あたり5~6点もの作品を描いていたことになります。
その15万点の中には安い値段しかつかなかった作品もあれば、高い値段がついた作品もあるハズです。
言えるのは、「高い値段がついた作品はその作品だけのおかげで高い値段がついたのではなく、実は安い値段しかつかなかった作品が世に知られたことによって注目度が上がったおかげかもしれない・・・」ということです。
仮に、生涯において少しの作品しか描いていなかったなら、ここまでピカソが有名にはならなかったかもしれません。
それだけ多くの作品を作り出したからこそ、成功した作品(高い値段がつく作品)も作り出せたのだと思います。
「量質転化の法則」というのがあります。
量を追求していけば、やがてそれは質の上昇につながる・・・という意味です。
営業活動でもよく言われる概念です。
多作にならないと良い作品は出せない・・・とまでは言いませんが、でも、多作は多くのことを解決してくれる、と思います。
品質にこだわる姿勢も大事ですが、その前にまずは「数の追求/量をこなす」ということを念頭に多作を求めてみると、道は開けるかもしれないですね。