ウオーレン・バフェット氏は、かつて記者から「あなたはなぜ高成長のハイテク株に投資しないのですか?」と聞かれ、「ハイテク株に投資すればもっと高いパフォーマンスを上げられたかもしれないが、私は運用にあたっては自分の知らない企業には投資をしないというルールを持っていて、そのルールにいつも従っている」と答えたそうです。
また、こうも言っています。
「投資の成功はいかに多くのことを知っているか、というよりも、知らないことをいかに限定的にするか、ということにかかっている。
投資家は大きな失敗を避けている限りは正しいことをそれほど多くする必要はない」・・・と。
この考え方・発想は重要だと思います。
ルールを守り、失敗を防ぐことを第一に考える姿勢は本当に大切だと思います。
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マンガ・ドラマで有名になった『ドラゴン桜』では、東大合格をレクチャーする教師の桜木健二がこんなことを言っています。
「社会にはルールがある。
そのうえで生きていかなくてはならない。
ルールはすべて頭のいい奴が作っている。
それはつまりどういうことだ?
ルールはすべて頭のいい奴に都合のいいように作られているってことだ。
あまけに都合の悪いことはわからないようにうまく隠してあるんだ」
さらにはこうも言っています。
「だが、ルールに従う者の中でも賢いヤツはそのルールをうまく利用する。
たとえば税金、年金、保健医療制度、給与システム・・・などみんな頭のいいやつがわざと分かりにくく作っている」・・・と。
日本は法治国家であり、実態がどうであれ法の下に人々(国民)が存在しています。
法の上に特定の団体が位置している野蛮な国ではありません。
だからこそ、一応は「ルールを知り、ルールを守り、ルールを活用して勝つ」という意識とが大切だと思います。
投資でも、人生でも、後に自分が悔やむことがないようにルールを遵守する姿勢を持ち続けたいものですね。