
「売り家と唐(から)様で書く三代目」という言葉があります。
これは江戸時代に生まれた言葉で、「初代が苦労して築いた財産や家業も、三代目になると浪費や遊芸にふけて没落して、ついには家を売る羽目になってしまうこと」を意味・警告する言葉です。
ここでいう「唐様」とは、中国風の書法で、おしゃれに書かれた売家の札を指し、遊びや見栄に夢中になっている三代目を皮肉る表現です。
私を三代目とした場合、初代にあたるのは「おじいちゃん/おばあちゃん」の世代ですが、幸い、私の代で没落させたということにはならなくて済みそうなので一安心です。
逆に、私を初代と見立てたとき、三代目にあたるのは「孫」世代ですが、これは今後どうなっていくかまったくわかりません。
「売り家と唐(から)様で書く三代目」にはなってほしくないものです。
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安易な資産継承は、継承した本人は当初喜び、気持ちが高揚し、自分の未来に期待を馳せていると思いますが、「安易なるがゆえに」やがて没落を招く恐れがあります。
資産継承なので重要なのは、受け継がせる資産(お金)そのものではなく、「そうしたお金や資産を生み出し、守り、開発する」ことができる能力・技術を身に付かせることだと思います。
生み出す=稼ぐ
守る=貯める
開発する=増やす
能力・技術を身に付かせること=教育
と言い換えることができます。
このように考えると、親が子どもに残す(伝える)べきことは、単なる数字としての銀行預金や株式・債券などではなく、やはり「教育・躾・哲学」なのだと気づかされます。
使いきれないほどのお金を残すことは、子どもの人生から「冒険・挑戦」の姿勢を奪ってしまうことにつながりかねません。
どのような環境下でも子ども世代が勝ち残っていける「考え方」、つまりは「脳のOS」そのものを構成し、作って残してあげることが大事なのだと思います。
表現を変えていうなら「魚を与えるのではなく、魚の獲り方を教えておく」ということです。
親が子に与えられる最高のギフトは「教育・躾・哲学の継承」だと認識し、子どもが幼少の頃から徐々にそうした接し方をしていくと良いと思います。
























