ある一つの情報が報じられたときに留意しておくべきことは大きく2つです。
1.その情報は何を報じたのか?
2.その情報の陰で何が報じられなかったのか?
一般的に、人は報じられていることをそのまま鵜呑みにして受け取りがちですが、その一方で「報じられなかったこと」には目を向けません。
その意識がないからです。
ビジネスマンは、仕事の過程の中で「表面に現れている裏に何があるのか?/何が意図的に隠されているのか?」ということを嗅ぎ分けようという習性を身に付けています。
なぜなら、この「知らされなかった部分」が「戦略的隠蔽」や「秘匿」になって、後々のリスク肥大化につながることを知っているからです。
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昔であれば永遠に報じられることがなかった事も最近ではマスコミ関係者の努力や執拗な取材や追及で連日テレビ等で報道されることも増えました。
それはたいへん素晴らしいことで、ありがたいことだと思います。
(もちろん行き過ぎの取材等はいけませんが)
また、インターネットの発達によって、何かが発生すると瞬時にネットを使って書き込み(=情報発信)をする人も増え、世界中ですぐさま出来事の発生を知ることもできるようになりました。
ここで大事なのは「出来事の発生」は知ることができますが、その詳細等は書き込みだけでは判断できない・・・、必ずしも書き込まれていることが真実とは限らない・・・ということをきちんと理解しておくことです。
事実と真実は異なります。
■参考:過去ブログ 事実と真実の違い
■映画「キラー・エリート」を観ました
http://ameblo.jp/superameba/entry-11248731923.html■自分を基準にして世の中を見てはいけない
http://ameblo.jp/superameba/entry-11506063524.html
事実は事実として、真実を知ろうとする勇気、見抜こうとする目を持つことは大切です。
情報過多を言われて久しいですが、発信されている情報の陰に隠れているむしろ情報発信されていない事のほうに実は重要なことがあるのも世の常・・・だと思います。