誠は扇の要(かなめ)
- 2015/8/6
- 人生・哲学
- ウォーレン・バフェット, 経営方針, 雇用契約
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暑い夏場の夕涼みには浴衣(ゆかた)や扇子(せんす)が似合いますね。
「誠(まこと)は扇の要(かなめ)」という言葉があります。
扇は要がついているから扇になっているわけで、要を外したらバラバラになってしまいます。
人間にとって扇の要にあたるのが誠というものだ、という意味です。
ウォーレン・バフェット氏が人を雇うときの話でこう言っています。
「人の採用では3つの条件を大切にする。
第一が人間としての誠実さ、第二が知性、そして第三が行動力だ。
ただし、第一の条件が欠けると、他の2つはその人を滅ぼす凶器と化す。」
・・・と。
「誠と」いう漢字は「言 + 成」でできています。
つまり「言ったことをちゃんと成す」という意味です。
言行が一致しているという意味です。
謝っているのにふんぞり返っていたら、「誠」ではないですね。
「やる」と言っていたのに「やっていなかった」ら、「誠」ではないですね。
そうした「誠」を人間から取ってしまったら、人間としてバラバラな状態だ・・・というのが「誠は扇の要」で表わしているのだと思います。
また、これは別に「誠」でなくてもいろんな言葉で代用できると思います。
たとえば、「正」とか「愛」とか「善」などです。
自分なりに好きな言葉を入れていいと思います。
いずれにしても、その「○○」が要となって自分という人間を支えているとすれば、その○○を大切にすることが重要です。
漢字一文字でなくて二文字でもいいので、自分で標語をつくってなぞってみると面白いと思います。