人が何かを買うとき、その背景にあるのは何らかの「お得」をしたいからだと言えます。
それは自分の悩みや問題を解消することだったり、身近な誰かに喜んでもらえることだったり、金銭的に儲かる(実益があること)だったりします。
少なくとも、買う段階では「(恐らく)得になるだろう・・・」という読みが働いているはずで、そうでなければお金と交換にその商品やサービスを購入しようとはしないはずです。
証券会社の営業マンに勧められて株や投資信託の商品を買うのも、「今買えば得をする」という読みがあるからであって、誰も「買えば損をする/買ったら自分にとって不利益なことが生じる」という理解のもとで買おうなんてしません。
だから、悪徳営業マンは「絶対に儲かります!」など「絶対に/確実に/間違いなく」といった究極の騙し営業トークを用いて、人に悪事を仕掛けてきます。
それに引っかかってはいけないですね。
騙された!・・・思っていたのと違う!・・・という不幸な結末を迎えたとき、悪事の営業トーク魔法が解けてトラブルに発展します。
お金を支払って「自分が損をする」ことがわかっているなら誰もお金は出しませんが、それを誤魔化すように巧みにすり抜けて魔法をかけてくるのが詐欺師/悪徳営業マンだと知り、「買って損をする」ことがないように見極める目ききが必要です。
お金を支払う時、「自分はこの支払によって少なくとも損をすることは何もないな?!」と確認するくらいの慎重さがあると、人はムダ遣いをすることが減るかもしれません(まあ、なかなか毎回そうやってお金を支払うのは厄介ですが・・・・・)。
支払った後に自己嫌悪に陥るのもナンセンスですから、お金の使い方(支払い方)には十分注意することが大事です。
普段からお金の使い方に関する自分なりの哲学をもっておくと良いと思います。