『流』という作品で直木賞を受賞された東山彰良さん(46歳)は、作家デビューしてから12年目にしての快挙だったそうです。
ご自身も授賞式の際に
「僕はデビューして12年になるんですけれども、これまで商業的にはあまりパッとしない、売れない作家でありました」
と言っておられます。
また、
「そんな僕の本を根気よく出し続けてくれた編集者の方たちがいなければ、今日の僕はここに立っていないと思います。
僕はリレーのように彼らに受け継がれて、ここに立っていると思います。
本当に心からお礼を申し上げます」
・・・とも。
ここで重要な点は、12年間という月日が長いか短いかはさておいても、それだけの期間作家として「継続してきた」ということにあると思います。
その結果(あるいはその途上で)、「直木賞を受賞」という一つの節目を迎えたのが、たまたま2015年7月だった・・・ということだと思います。
人生、最初から何でもすぐにうまくいくとは限りません。
むしろ、最初は失敗の連続で、うまくいかないことだらけ・・・と思っていた方が間違いないと思います。
大事なのは、そこでめげずに歯を食いしばって、前を見て続けて行動起こし続けられるか?!・・・です。
あきらめない!ということです。
最初から華々しくスゴイ成績を残せる人のほうが圧倒的に少ないのですから、最初の段階でパッ!としなくても全然動じる必要はないと思います。
継続は力なり・・・ですね。