ラテン語に「メメントモリ」という言葉があるそうです。
意味は、「自分が死ぬことを忘れるな」ということだとか・・・。
一種の死生観を持つことの重要性を言い表していると思います。
「死生観」を持っている人は、それを持ったときから自分に生き方が大きく変わった・・・とよく言うそうです。
人生は「自分がやった」ことと同様に「やらなかった」ことで決まります。
そして、短期的には「やったことを後悔」することもありますが、長期的には「やらなかったことで後悔」するのが一般的です。
だからこそ、やれるチャンスがあれば「そのときにやっておく」のが一番です。
コロナ禍で海外旅行へ行くことが困難な時代になりましたから、今まで海外旅行はいずれ・・・と思っていた人たちはそのチャンスの多くを失ってしまったかもしれません。
似たようなことは多々あると思います。
やれるときにやっておく・・・という発想は大切です。
多くの人が人生の終盤(終焉)で「やらなかったこと/やろうと思えばやれたのにやらなかったこと」で後悔し、あのときもっとこうしておけばよかった・・・と嘆き悲しむと言われています。
“メメントモリ”・・・この言葉が伝えているように人間は必ず死にます。
死ぬ間際に後悔の愚痴をこぼすような人生は歩みたくない・・・ですね。
人生には必ず終わりが来ますし、それから逃れることができた人なんて歴史上一人もいません。
「人生、いつか終わりが来るのだからそんなに頑張らなくてもいいじゃないか」・・・と嘯(うそぶ)くのではなく「人生、いつか終わりが来るのだからそれまでしっかり頑張ろう」と前向きな姿勢で生きることが人生に深みと豊かさをもたらしてくれると思います。