
「できない子はできる子がうらやましい」ものです。
そして日本では「足を引っ張ろうとする族」が一定数どこにでも存在するもので、それは「嫉妬」とか「やっかみ」という感情が引き起こしています。
身近な他人と自分とを比べて、自分のほうが優位に立ちたい・・・身近な誰かさんより下に見られるのはイヤだ・・・という気持ちは誰でも抱いたことがあると思いますが、大人になるにつれ「身近な他人との比較」を止め、「過去の自分との比較」に移行していく姿勢が大事です。
「他人と比較して、他人が自分より優れていたとしても、それは恥ではない。
しかし、去年の自分より今年の自分が優れていないのは立派な恥だ」
ラポック(イギリスの探検家)
・・・・・・・・・・・・
すぐ、できないとか、物理的に不可能とか、無理だ・・・と決めつけたがる人がいます。
それはそれが一番簡単だからかもしれません。
うまくいかなかったときに「ほらね、前からそう言っていたでしょ(自分の言うことは正しかったでしょ)」という優位性を確保したい気持ちや、「やらなければラク、やらなければソンしない」という気持ちがあるからかもしれません。
でも、世の中には、そうした負の感情に囚われず、「自分の挑戦事だ」と理解し、己を鼓舞し、実際に「やってみる」人がいます。
たとえば、かつて野茂選手がしたこと・・・それは「日本人の大リーガーでの活躍」の種まき。
今、大谷選手がしていること・・・それは「未来の二刀流の種まき」。
田臥選手がNBAに出たのはその後の八村塁選手につながる布石だったと思います。
他人の批評だけして自分は何もしない・・・という人や、そんな声につぶされる人もいますが、勇気ある一人の人間の行動によって世界が変わる(広がる)こともあります。
「人間一人の影響力は想像以上にある」ということです。
想像して創造する・・・そんな楽しい世界を自分なりに創造し続ける姿勢がある人は立派だと思います。