
レストランのガイドブックで「ミシュラン誌」という媒体がありますが、ここに載るくらいの店だからきっと最高の料理が食べられる・・・と思うのは半分アタリで半分ハズレです。
「ミシュラン誌に載る」というのは、「ミシュラン独自の基準の範囲内だった」という結果に過ぎません。
ミシュランの特派員にはグッドでも、自分にとってはそれほどグッドではないかもしれません。
ガイドブックに載ったから最高!という人は、その「最高」という基準がそのガイドブックに引っ張られています。
自分の中に「こういう店を最高と呼ぶのだ」という独自の基準を持っていない・・・とも言えそうです。
自分の中に基準がないのはうまくありません。
「自分なりの基準を持つ」ことが大事です。
他者の敷いたレールのみを歩き続ける人、他人の言動に一喜一憂して振り回される人、自分以外の誰かに自分の人生をコントロールされている人というのは、いつまで経っても「社長だからスゴイ」「銀座だからスゴイ」「欧米だからスゴイ」「テレビに出ていたからスゴイ」などと中途半端な権威で物事を判断してしまいがちです。
他者の情報源だけに頼ってそれに倣う生き方はあまりうまくないと思います。
「自分はこのように選ぶ。こうした判断基準を持っているんだ!」という自分独自のモノサシを持つことで初めて自分の情報分析力に価値が出てきます。
独自の基準を持っていない人は他者に振り回されて生きる・・・ということを理解して、人生においては「自分の人生を生きる」ということを強く認識することが大切だと思います。