
毎年、お盆の時期になると、いつも以上にご先祖様/亡くなった両親/亡くなった妻のことを考えるようになります。
少なくとも、今、こうして自分が存在しているのは両親・ご先祖様のおかげですし、自分の子どもが元気に生きていられるのもご先祖様や亡き妻のおかげだと感謝の気持ちが湧いてきます。
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いろんな意味で「身の程を知る」ことは大切です。
身の程を知らないと傲慢になるし、逆の場合では卑屈になり下がります。
身の程を知り、足るを知り、謙虚に今を適切に生きていく姿勢は大切です。
一般的には「親は子よりも先に死ぬ」です。
そして、多くの人は最期を迎えるとき、寝たきり状態や寝たきりとまではいかなくても身体を満足に動かせない状態にあると思われます。
たくさんの預貯金や資産がある人は別としても、人が生きていくにはそれなりにお金が必要ですし、自分でまかなえきれず誰かに経済的に頼る人も多いと思われます。
その「誰か」というのはたいていの場合は「親族」であり、もっというと「子ども」です。
でも、親として、自分の力ではまかないきれない分を自分の子どもに期待する(負荷をかける)のはうまくないと思います。
子どもだって自分の子ども(=孫)にお金がかかるでしょうし、ジジババの面倒でお金が必要になって自分たちの生活に支障が生じるとしたら、親不孝ならぬ子不幸になります。
親として「子どもをあてにする」というのはもう時代は違う・・・と認識・回避することが大切だと思います。
親は金銭面で子ども(夫婦)に迷惑をかけない生活を送ろう!という意識を強く持ったほうがベターだと思います。
それが巡り巡ってやがては子ども・孫たちから日常的に「ご先祖様、ありがとうございます」と拝んでもらえると思います。