
「子孫のために!」で戦争で戦ってくれた爺様世代に対する最大のお礼は「感謝しながら人生を楽しむこと」だと思います。
「ありがとうございます。あなたたちのおかげで今幸せです」・・・と。
ご先祖さまたちが当時どう思っていたかはわかりませんが、きっと「自分の子孫が自分に感謝しながら人生を楽しんでいる/謳歌している」と知れば、喜ぶ/報われたと安堵すると思います。
逆に、せっかく「子孫のために」戦って散ったのに、子孫が「平和で戦争がない」のにうじうじしていたり、現実の有難さを感じず不平不満たらたらで生きていたら、あまり良い気持ちにはならないと思います。
俺たちの行動を無駄にするな!・・・と言いたくなるでしょうね。
ご先祖様たちがいてくれたおかげで自分がこの世に生を受けて存在し、今を生きていることに間違いはありません。
人生を楽しむことが最大の感謝の形だと思います。
戦後すぐの人たちは戦時中を経験しているがゆえに「欲しがりません、勝つまではの精神」を植え付けられていました。
いろんな意味で物資が不足していた時代です。
今ではとても考えられない貧しい時代であり、当時の人から見れば「今は超贅沢!」な世だと思います。
高齢の経営者などの中にはいまだにそうした精神を持ったままの人もいると思います。
でも、若い世代を中心に、ほとんどの人はそうした環境でない時代に育ちましたから、もはや「欲しがりません、勝つまでは」の精神は宿っていません。
留学をして世界を見てきた人などはもう完全に「欲しがりません、勝つまでは・・・って何?」といった感じで「完全否定」だと思います。
それもまた時代の移り変わりですし、大事なのはやはりどんなときでも「人生楽しまなければ意味がない/他者への感謝の意持ちは忘れてはいけない」・・・だと思っています。
人生一回なのに楽しまないのはもったいないと思います。
また、他人の楽しみを邪魔する奴に幸せな人間はいない・・・とも思います。
「欲しがりません、勝つまでは・・・」はある特殊な状況下では大切な精神ですが、今はその状況下にはなく、したがって自由に生き、自由に行動し、そうしたことすべてに感謝しつつも自分の人生を楽しんで生きるのが良いと思います。