人間力を高めることは、自分の器を大きくすることと同義です。
器を測る単位はc㎥(立方センチメートル)です。
つまり、器=人間力を測る単位は、線の状態の㎝でもなければ面の状態の㎠でもないということです。
「人間力」という言葉は抽象的で漠然とした概念的言葉ですが、一言でいうと「人間的な魅力」だと思います。
そして「人間的な」というところにはさまざまな要素が隠されていると思います。
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お金をたくさん持っていても、自慢ばかりして鼻持ちならない人だと心底人に好かれることはないと思います。
見た目がカッコ良かったり美人だとしても、性格が歪んでいたり教養がないようだと人は長く付き合おうとは思わないものです。
口ではどんなに立派なことを言っていても、行動が伴っていなくて、法を破るのもへっちゃら、道徳心もなく、倫理観にもかけるような人は信用されないと思います。
つまり、一つだけが目先的に突出していても人間力は高まることはないということです。
精神的、健康的、経済的、言行的、人脈的・・・にいろんな分野でバランスよく広がって大きくなっていき、立方体としての量が増えていくと人間力が高まっていきます。
厳密には別に立方体でなくても6面体・・・8面体・・・円球体・・・などその形はなんであっても構わないと思います。
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最初は何か特定の分野から広げていけば良いと思います。
なぜなら、急にいくつもの分野を広げられるほど人は器用ではないからです。
自分の得意な分野から広げつつ、その過程で別の分野も広げていくのが順番としては適切だと思います。
一つの分野が突出していく過程で別の分野も必ず影響を受けて伸びていきますし、そこで意識的に伸ばそう、広げようとするとさらに効果的だと思います。
バランスよくすべての分野が大きくなっていくことがその人の器を広げることになり、ひいては人間力を高めることにつながります。
ビジネスマンとして、人間力の高い人財となることを目指すのは大切ですね。