春眠暁を覚えず・・・とはよく言ったもので、この時期は気温が徐々に暖かくなっていく一方でなかなかベッド(布団)から朝出ることに躊躇したくなります。
起き上がってしまえば(ベッドから降りてしまえば)もう頭は「行動モード」なのですが、わかっていてもなかなかそれができない・・・という人も多いのではないでしょうか?
物事は「1→2」は案外と容易いものですが、「0→1」はけっこう難しいものがありますね。
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電動自転車の電源ボタンを押しても自転車は前に進みません。
コツは、電動とはいえまずはペダルを踏み込むことにあります。
そうすることで初めて車体は動き出します。
自動車の場合も同じです。
ガソリンエンジン自動車の場合、最初は電気で無理矢理ピストンを動かして車体を動かします。
エンジンに持続的にガソリンと空気の混合気が吸い込まれることでエンジンは動き続けます。
人間も同様で、ただ「やる気」を出しただけでは人は動かないと理解したほうがベターです。
そこで大事になるのは「行動を起こす」という所作です。
動くことで、脳が「ご主人さまはやる気がある」と解釈して「やる気のガソリン」を脳に送り込んでくれ、その結果、「できた」となります。
掃除でも最初は面倒くさいなあ・・・と思っていたのにイザやり始めると(掃除機の電源をONにして始めてみる)と、「あれっ」と自分で驚くくらいに徹底的に掃除をしたという経験がある人も少なくないと思います。
やる気がないから動けないのではなく、動かないからやる気が出ない・・・です。
聞いた話では、人は「やりたくない」というのが本能にあり、その本能的な感情の脳(大脳辺縁系)の活動を超える理性の脳(前頭葉)が働き出すまで5~6秒必要・・・だとか。
だからこそ「5秒の初動」が大事だと言えそうですね。