人は「自分の収入が減ることはイヤなもの」ですが、同じように「収入が同じでもそこから無理やり搾り取られる支出が増えるのもイヤなモノ」・・・です。
目先的に収入が増えたように思えても(各種還付金など)、その収入増が無くなり、結局しばらく経ってそれ以上に支出が増えればそのショックは倍増します。
今の日本経済はそうした薄氷を踏みながら歩いているような気がします。
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2019年、消費税率8%が10%に引き上げられました。
2020年~2022年、新コロナ禍に陥りました。
2020年以降いまだにウクライナ戦争が続いています。
そうしたことが複合的に重なり合って、結局日本だけでなく世界中が「インフレ経済」となり、連れて為替は「円安状態」となり、株高・給料のベースアップ(ベア)はあるものの「収入増 < 支出増」 の構図が続いています。
こうしたことが良いとか悪いと言うのではなく、現実としてそんな状況下にある・・・ということをまずは認識することが大事です。
そして、そのうえで「自分の人生は自分で守る」という強い思いをもってこれからの自分の生き方を考える姿勢が重要です。
これから考えられる増税メニューとしてこんなのがあります。
社会保険料引き上げ/退職金課税引き上げ/国民年金の納付期間を60歳から65歳以上に引き上げ/消費税率を13%~に引き上げ/車の走行距離税/法人税や所得税やたばこ税などの増税・・・
いずれ社会は増税社会となることを覚悟して人生プランを組み立てる・・・という姿勢が必要かもしれません。
少子化と高齢が進んでいく以上は避けて通れないことだと半ば割り切って、かつ、政治に頼るのではなく自分自身の手で自分の人生を切り拓いていくという強い意識を持つことが重要だと思います。