
これまでの数十年はデフレの世の中だったので、投資活動をせず「貯金」で済ませていた人も多かったかもしれません。
しかしながら、日本もインフレに突入しました。
「貯金しているだけではお金の価値が物価に比べて下がっていくことになり、もったいないことになる」・・・と言われるようになってから結構経ちます。
そこで出てきたのが「貯蓄から投資へ」のスローガンです。
でも、長年投資をしてこなかった人がいきなり重い腰を上げてバンバン!とお金を投じるのはちょっとキケンでもあります。
世間には詐欺話も多く、また、詐欺とまでは言わないまでも「投資」と思わせておいて実は「投機」だったりすることはよくあります。
そもそも「投資」と「投機」の区別をキチンとつけている人は少なく、多くの人は何となくお金を増やそうとお金を投じることすべてを十把(じっぱ)ひとかけらにして「投資」と呼んでいるきらいがあります。
貯金だけでは将来の安心は手に入らない・・・でも、投資だと思って誤って投機に手を出すとこれまた将来の安心は手に入らない恐れ大です。
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ある人が言っていました。
「ドキドキするものは投資ではない。それはギャンブルや投機だ・・・」と。
ドキドキするのは「そこにお金を投じる拠がなく、本人もわかってないからだ・・・」と。
勝てる根拠やデータのない投資はギャンブルと同じで運にも左右されます。
そんなお金の投じ方で未来の幸せを掴むことはまずできないと思います。
一生有効に使える財産や資産を作るには勝てる根拠がそれなりにある/論理的に破綻していない・・・といったことが必要です。
投機に手を出すのではなく、投資に意識を向けることが大事ですし、そのためにも「お金の教養」をしっかりに見つけることが大切になってくると思います。