
「貧困は最大の不幸である」
アリストテレス(古代ギリシャの哲学者)
サラリーマンが毎月5万円ずつ貯金していっても、1000万円を貯めるまで約17年かかります。
17年と言えば、おぎゃあと生まれた赤ちゃんが高校3年生になっているくらいの年数です。
せっかく貯め込んだ1000万円は子どもの大学進学にかかるお金として消えそうです。
だからこそ、子どもの教育費(特に大学関係費)というのは、子どもが産まれてからすぐに貯金を始めることが大事で、加えてそれ以外のお金も同時並行して貯め込んでいくとしたら、やはりそれなりの月収が必要になります。
そう考えると若い世代が結婚に躊躇するとか、少子化が改善されないといったことの原因の一つはやはり経済的な要因があると言えそうです。
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金融投資を狙いとして、仮に30歳で「毎月5万円貯金」を開始したなら、47歳でようやく1000万円が貯まるわけで、そこからやっと本格的に投資運用をスタートさせられます。
仮に40歳から貯金を始めたなら、1000万円が貯まるときの年齢は57歳です。
それでも今の時代であれば定年退職までまだ10年くらいはありそうなので、運用をする意義はまだあります。
もちろん、1000万円が貯まる前に投資スタートをしても構わないので、いくら貯まったら何に投資するか?・・・を自分で予め選定しておくと良いと思います。
また、子どもの有無(人数)やマイホーム購入の有無や家庭環境などによって毎月貯金できる金額には個人差があります。
たくさん貯められる人は物事をスムーズ・早期に進展させられますし、そうでない人は進捗がどんどん遅れていくことになります。
生活費や突発的な支出も考慮すると、実際には「毎月〇万円貯金」のペースを維持することはそれなりに難しいものです。
でも、そうやって目標を設定し、それに向かって日々小さな努力を積み重ねて邁進していく姿勢を持った人は、きっとどこかで人生の幸福感を味わえるでしょうし、イヤなことや不幸が遠ざかっていくと思います。
また、そうやってコツコツと努力する姿勢があるということは仕事も徐々に好転・上向いていく可能性大ですし、見る人は見てくれていると思います。
そう信じて、困難を無難に変えていくと良いと思います。