等価交換の盲点/お金の本質

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。

売買(購買)というのは、基本的には「等価交換」を前提に成り立っていると言われます。

100円の魚を買うときは、それが100円という価値である・・・ということを前提に購買しているわけです。

 

昔、お金が登場する前は「物々交換」で行なわれていました。

ところが、物々交換には欠点がありました。

一つは、自分が欲しいと思うものを相手が持っているとは限らない

一つは、自分の持っているモノの価値を相手が正当に評価してくれるとは限らない

一つは、価値の差額を解消する手段がない

・・・などです。

そこで重宝となって登場してきたのが「お金」という概念です。

 

お金は全国共通で同じ価値を共有することができます(← 逆に言うと、同じ価値を共有するという前提で編み出されたと言えます)。

 

お金を使った売買であれば、自分の持っているモノをまずお金に換え、そのお金で自分が欲しいモノを買うことが可能tなります。

 

また、価値に差額が生じた場合にはその差額のお金を「お釣り」として相手に渡すことで売買がスムーズに行えるようになりました。

 

そのため「お互いに相手の持っているモノを気に入る」という概念が必要なくなり、お金を持ってさえいれば欲しいモノを購買できるようになりました。

 

・・・・・・・・・・・・・・

物々交換は「等価交換」です。

「等価」であることが大前提であり、だからこそお互いに納得して売買(交換)をすることができました。

 

ただし、ここで重要な盲点が一つあります。

それは「とらえる価値の尺度は異なる」ということです。

 

どういうことか?と言うと、自分が持っているモノは「それを手に入れるためにどれだけ苦労したか」で測り、相手が持っているモノは「それが自分にどれだけ役に立つかで測る」・・・ということです。

 

人は、自分が苦労して手に入れたモノを手放すときは「もったいない」と思います。

 

たとえそれが役に立たない/使えないシロモノであっても、それを得るために費やした苦労で測ってしまうためにそう思うのだと思います。

 

ところが、相手の持っているモノに関しては、相手がどれだけ苦労して手に入れたかなんてわかりませんから、「そのモノが自分にとって役に立つか?役に立るならどの程度役に立つのか?」という観点のみで価値を測ります。

 

だから、自分にとって役に立たないものだったら、相手がどんなに 「これを手に入れるのにどれだけ苦労したかわかってのかよ~」と言っても、「そんなこと知らない/こっちには関係ないね」で済ませてしまうわけです。

 

このように、自分のモノと相手のモノを同じ基準では見ていない・・・というところに物々交換における「等価交換の盲点」があります。

だから、物々交換はとても面倒だし、なかなか成立しにくいのだと思います。

 

したがって、やはり第三者的に全国共通の価値観を持つ「お金」は有効になります。

 

今ではお金がなければ経済社会はまわらなくなっています。

 

お金があるからこそ、人は遠く離れた人とでも売買(交換)をすることができて、欲しいモノを手に入れ、要らないモノを売却することを容易にできますし、形・呼び名は変わってもこの本質的要素だけは今後も重要になると思います。

 

※当サイトは個人ブログです。アフィリエイト、対価の伴う商品紹介等は一切行っておりません。
※当サイトのイメージ画像は https://pixabay.com/ 様に登録されているクリエイター様の制作画像を利用しております。
※当サイトのイメージ画像は、Pixabay様の定める「コンテンツライセンスの概要」を遵守し利用しております。
澤井豊、連載!
人気不動産投資サイト「楽待(不動産投資新聞)」で連載中!
今すぐこちらをクリックしてご覧ください。




あなたを「経済的自由人」に導く教科書をぜひお読みください!

電子書籍シリーズ11作品は、すべてKindle読み放題対応です!
・お金の教養シリーズ5作
・ビジネス人生論シリーズ2作
・組織マネジメントシリーズ4作

【お金の教養シリーズ】

『30代40代サラリーマンのためのセミリタイア入門』(お金の教養シリーズ5)【まずは本作から!】

『成功する人のお金の貯め方』(お金の教養シリーズ4)

『「稼げる人」になりたい人に贈る本』(お金の教養シリーズ3)

『投資して成功する人、浪費して貧乏になる人』(お金の教養シリーズ2)

『エグゼクティブ・シフト~人生を変えるお金の成功思考』(お金の教養シリーズ1)

【ビジネス人生論シリーズ】

『経済的自由を目指して自分の人生に一歩踏み出そう』(ビジネス人生論シリーズ2)

『年収1,075万円を稼げる人の条件』(ビジネス人生論シリーズ1)

【組織・マネジメントシリーズ】

『あなたが上司になったら最初に読む本』(組織・マネジメントシリーズ4)

『仕事運・金運・財運を上げる「ビジネスマン思考」24のルール』(組織・マネジメントシリーズ3)

『上場企業流!伸ばす経営術』(組織・マネジメントシリーズ2)

『真の企業リーダーとなるための教科書』(組織・マネジメントシリーズ1)

【紙書籍】

『サラリーマンが経済的自由を得るお金の方程式』

『サラリーマンのためのビジネスマン研修・ヒント100』

澤井豊の著作一覧
記事について
転載・寄稿のご依頼について

★ブログご購読はコチラから
follow us in feedly
ホームページ、SNS
http://newofficesawai.com/

Twitter

Facebookページ

関連記事

投稿カレンダー

2025年5月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

注目のお勧め記事!

  1. 2019-8-19

    「お金持ちは悪いヤツ」という洗脳?

    日本人はどちらかというと「お金=汚いもの、お金持ち=悪人」・・・といったイメージを持つ人が多いとよく…
  2. 2018-5-6

    定年後(老後)の準備は貯金だけでは心許ない・・・

    サラリーマンの定年年齢が徐々に引き上げられています。 今の若い人には信じられないかもしれません…
  3. 2017-3-25

    経営リーダーに与えられた猶予期間の使い方

    「黒字経営」ということにはどんな意義があるか?・・・と言えば、「その黒字金額分だけ会社は倒産しないで…
  4. 2018-7-28

    【保存版】不動産を相続した後で留意しておくべき事

    世間では「相続で不動産を手に入れた」という人もいると思います。 その不動産が「自分が居住する家…
  5. 2019-11-23

    自分年金の取り掛かりは少しでも早く行動を!

    2019年7に厚生労働省が発表した平成30年版(2018年版)の「国民生活基礎調査の概況」によると、…
  6. 2017-10-31

    【重要マインド】成長なくして成功ナシ!

    赤ちゃんや幼稚園児くらいだと「自分の思い通りにいかないと八つ当たり」します。 小学生~中学生~…
  7. 2020-6-20

    【重要】自分で老後の生活資金を確保しなければいけない時代

    これまで政府が「安心、安心」と言ってきた公的年金制度は、まあ崩壊することが仮にないとしても、老後の生…
  8. 2018-1-22

    「最初の1か月は1%の高利息が付きます」の意味

    今の時代は銀行の普通預金に預けても利息が0.001%程度・・・、定期預金に預けても大手銀行で0.01…
  9. 2017-12-3

    【不動産投資】フルローン、オーバーローンとは?

    不動産投資でよく出てくる言葉の一つに「フルローン」とか「オーバーローン」という言葉があります。 …
  10. 2018-4-14

    社会人1年目の人へのアドバイス

    新入社員・・・社会人1年目の人が「何かアドバイスをください・・・」と聞いてきたなら、私はいつもこうア…

澤井豊の著作一覧

ページ上部へ戻る